ウォリアーズが西地区決勝進出に王手 ロケッツを下して3勝2敗 デュラントは負傷

[ 2019年5月9日 14:42 ]

第3Q残り2分、シュートを決めたあと右脚を引きずり始めたウォリアーズのデュラント(AP)
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 NBA西地区1位のウォリアーズは8日、地元オークランドで4位ロケッツを104―99(前半57―43)で下して3勝2敗。5年連続の地区決勝進出にあと1勝と迫った。

 ただし第4戦までこのシリーズで平均36・0得点をマークしていたケビン・デュラント(30)が第3Qまでに22得点をマークしながら、このクオーターの残り2分11秒、ジャンプシュートを決めたあとに右足のふくらはぎを痛めてダウン。そのままロッカールームに引き上げて第4Qに出場することはできなかった。

 ウォリアーズは第2Qの残り2分56秒で20点をリードしたものの、第3Q残り2分32秒には1点のリードを許す苦しい展開。そこにデュラントの負傷離脱も加わって、72―72で始まった第4Qは窮地に立たされた。

 それでも第1Qで無得点だったステフィン・カリー(31)が第4Qだけで12得点を稼ぎ、この日は25得点をマーク。3点シュートの成功は11本中3本と相変わらずこのシリーズでは精彩を欠いているが、要所ではきわどいシュートをねじ込んだ。

 91―89で迎えた残り3分22秒からはドレイモンド・グリーン(29)と、チーム最多の27得点を稼いだクレイ・トンプソン(29)が3点シュートを連続して成功。要所で“長距離砲”をさく裂させてデュラントの穴を埋めた。トンプソンはロケッツがプレス・ディフェンスを敷いていた残り4・1秒でもゴール下で5点差をつけるシュートを成功。これが勝利を決定づける貴重な一投となった。

 ロケッツはジェームズ・ハーデン(29)が45分の出場で31得点と8アシストを記録。エリック・ゴードン(30)も19得点を稼ぎ、第4Q残り4分49秒には1点差と迫る3本目の3点シュートを決めたが、このあと逃げ切りを図るウォリアーズをとらえることができなかった。

 このカードの第6戦は中1日となる10日(日本時間11日)にロケッツの地元ヒューストンで行われるが、気になるのはデュラントの故障。ロケッツは昨年の西地区決勝で3勝2敗と王手をかけながらウォリアーズに連敗を喫して敗れているだけに、今年はその逆をいくシナリオで雪辱を果たしたいところだろう。

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