中村輪夢 大技披露へ!東京五輪新種目、自転車BMX広島W杯19日開幕

[ 2019年4月10日 05:30 ]

BMXフリースタイル・パークの中村輪夢が練習を公開した
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 20年東京五輪で新しく採用される自転車BMXフリースタイル・パークの中村輪夢(りむ、17)が9日、京都府向日市で練習を公開した。19日からのW杯広島大会で五輪代表選考レースが本格化。世界でも成功者が少ない「360(スリーシックスティー)ダウンサイド・テールウィップ・トゥ・ターンダウン」を披露する考えだ。

 「3月の中国合宿でできた。日本でもできれば自信になる」。跳びながら自転車と一緒に体も360度回り、他の技も加える大技。1日6時間近い練習量が技術の土台を支える。BMXの申し子は「五輪代表になって、メダルを獲れる力を付けたい」と話した。

 ▽BMXパーク BMXフリースタイルの1種目。1分間の演技を2回する。「バンク」と呼ばれる斜面や、スノーボードのハーフパイプに似た「ランプ」を使って、ジャンプや回転などのトリック(技)を繰り出す。技の難易度や独自性で採点され、得点を競う。

 ▽五輪への道 日本は開催国枠で男女ともに1枠ずつ。今後の成績次第で2枠になる可能性もある。20年5月11日までのW杯でランキングポイント10点以上を獲得した選手の中から(1)準決勝に2回以上進出、(2)上位1大会の成績の上位者、の優先順で選ばれる。

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2019年4月10日のニュース