川内 ボストン2連覇でプロ初陣飾る!雨予報も何の「テンション上がってきた」

[ 2019年4月10日 17:34 ]

健闘を誓い合った井上(左)と川内
Photo By スポニチ

 今月プロ転向した男子マラソンの川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損害保険)が10日、プロ初戦となるボストンマラソン出発前に成田空港で取材に応じた。レース当日の15日は前回同様の雨予報。悪天候にめっぽう強い川内は「テンションが上がってきている。泥仕合も望むところ」と日本人初となる2連覇も視野に入れている。

 川内が世界最高峰の大会で再び金字塔を打ち立てる。日本人選手で2度優勝しているのは81年、87年大会で優勝した瀬古利彦のみで、連覇を達成すれば日本人史上初の偉業となる。練習不足が不安材料だが、風も前年より強まるとみられていて「面白いレースになる」と不敵な笑みを浮かべた。

 4月1日にプロ転向後も記者会見などで多忙な日々を送っていたというが、地元の温泉に4日連続で通いリフレッシュ。「ポイント練習も順調。イベントをこなしていても、公務員時代の9時間拘束よりも余裕はあります。幸せな人生ですよ」と話していた。

 現地では前年王者としてイベントに引っ張りだこ。フェンウェイパークで始球式も予定しているといい「(始球式は)過去に依頼はあったが公務員なのでできなかった。ノーバンできれば」と楽しみにしていた。

 川内と同便で渡米するジャカルタ・アジア大会男子マラソン金メダルの井上大仁(26=MHPS)について、川内は「17年ロンドン世界選手権のころとは違って、日本の中では一番強い選手。トラック、ロード、駅伝と結果を残している安定感もある」と高評価。ボストンマラソン初出場の井上も「川内さんはキャリアもずばぬけているが、同じ日本人として負けたくないですね」とお互いに健闘を誓い合っていた。

続きを表示

2019年4月10日のニュース