日本選手2人目のNHL目指す平野裕志朗 傘下2軍AHLデビューへ

[ 2019年4月10日 10:12 ]

NHLの「2軍」AHLへの昇格が決まった平野(C)Wheeling Nailers
Photo By 提供写真

 世界最高峰のアイスホッケーリーグ、NHLの「3軍」に相当するECHLのウィーリング・ネイラーズでプレーしていたFW平野裕志朗(23)が9日(日本時間10日)、「2軍」にあたるAHLのウィルクスバリ・スクラントン・ペンギンズに昇格することが決まった。

 日本選手では07年にロサンゼルス・キングスのGKとなった福藤豊以来、史上2人目のNHL出場を目指す平野は、今年1月にNHLの名門ピッツバーグ・ペンギンズ傘下のAHLペンギンズと契約した。しかし、チーム事情もあって引き続きECHLネイラーズでプレー。チーム2位の57ポイント(19ゴール、38アシスト)をマークしていた。
 平野は「AHLは簡単な世界ではありません。私の立場上、1秒たりとも気を抜けない世界です」と気を引き締め、「そこでチャンスをつかむ男になれるか。楽しみでしかありません。どんな形であっても、この経験値は大きいものになると考えています」と抱負を口にした。AHLペンギンズのレギュラーシーズンでの残り試合は12日(同13日)からの3試合となっており、デビューが期待される。

 ◆平野 裕志朗(ひらの・ゆうしろう)1995年(平7)8月18日生まれ、北海道出身の23歳。白樺学園を経てスウェーデンや米国のジュニアリーグ、アジアリーグ(東北フリーブレイズ)などでプレー。今季からNHLの「3軍」にあたるECHLのネイラーズに所属し、1月中旬に契約した「2軍」のAHLペンギンズへの合流に備えていた。18歳以下、20歳以下で日本代表に選出され、代表通算28試合で7ゴール9アシスト。1メートル85、100キロ。

続きを表示

この記事のフォト

2019年4月10日のニュース