日体大・桜井 大ケガ乗り越え鳴戸部屋入門 助言もらった親方に「恩返しを」

[ 2019年4月10日 17:51 ]

鳴戸部屋入りが決まった日体大出身の桜井(右)と鳴戸親方
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 日体大相撲部出身の桜井浩太郎(22)が10日、東京都世田谷区の日体大世田谷キャンパスで会見し、大相撲の鳴戸部屋への入門を発表した。桜井は「大相撲の土俵を踏むのが夢だった。(関取がつける)白まわしを目指していく」と抱負を語った。今春に大学を卒業し、既に部屋での稽古を開始しており、夏場所(5月12日初日、両国国技館)の新弟子検査を受検する。

 ケガを乗り越えての角界入りだ。17年の東日本学生体重別選手権135キロ未満3位などの実績を持つ桜井は、昨年4月の全日本大学選抜宇和島大会団体戦準決勝の中大との大将戦で敗れた際に左膝外側じん帯部分断裂、大腿二頭筋断裂の重傷を負った。入院先は、鳴戸親方(元大関・琴欧洲)が現役時代、膝を負傷した際に治療を受けた都内の病院だった。

 「ずっと声をかけてもらっていた。膝のことも心配していただき、信頼できる親方。恩返しできたら、と思って(鳴戸部屋に)入った」。角界入りを諦めかけた時もあったが、親身になってアドバイスを送ってくれた鳴戸親方に背中を押されて大相撲の世界に飛び込むことを決めた。

 1メートル83、120キロの桜井は左まわしを取ってからの攻めを得意としているが、鳴戸親方は今後、“プロ仕様”の取り口に替えていく考えだ。「今のまわしの取り方では勝てない。受け身の相撲から攻めの相撲になればケガも少なくなる。前に出る相撲を取れば関取になれる。体づくりからやっていきたい」。鳴戸親方は引退後の15年に日体大に編入しており、桜井は後輩に当たる。夏場所では近大出身の元林ら大量6人が新弟子検査を受検する予定だが、他の弟子とともに厳しく指導していく。

 桜井は春場所後に大関に昇進した貴景勝とは同学年。日体大柏高3年だった14年の全国高校総体では、当時、埼玉栄高の佐藤(貴景勝)と団体戦の決勝トーナメント2回戦で対戦している。

 「本格的に相撲を始めたのが高校に入ってからだったので、実力差があって勝負にならなかった。(貴景勝は)高校の時から“勝っておごらず、負けて腐らず”ができていた」

 その後、大学で力をつけ、貴景勝と同じプロの道に進むことになった。「対戦できるところまで上がれるように体をつくっていきたい。一番一番、一場所一場所を大切にしていきたい」と同世代の出世頭との対戦を目標に掲げた。

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