千葉のゴルフ場で「スポーツ夢学校」、野球の黒木氏、男子ゴルフの今野ら指導

[ 2019年3月28日 05:30 ]

女子選手に対してボールの握り方を教える黒木知宏氏
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 元プロ野球ロッテのエースとして活躍した黒木知宏氏(45)と、西武などで活躍したG.G.佐藤氏(40)が25日、千葉・京葉CCで行われた「第2回スポーツ夢学校」の講師として野球教室を行った。千葉市、八千代市の新4~6年生の小学生約70人が参加した夢学校は、一般社団法人ちば夢スポーツ県人会(代表理事・中孝造氏)が主催したイベント。野球場でなく、休場日のゴルフ場のフェアウエー、練習場を使い、午前中に黒木氏がキャッチボール、佐藤氏がバッティングの指導を中心とした野球教室を実施。午後は男子プロゴルファーの今野康晴選手(45)、女子プロゴルファーの西川みさと選手(40)らによるゴルフ体験教室と、野球&ゴルフの新たな体験型イベントとして行われた。

 現役時代に「ジョニー」の愛称で人気を呼んだ黒木氏は、魂のこもった指導法で子供たちに正しいキャッチボール方法やボールの握り方をアドバイス。「キャッチボールで大事なことがあります。相手のことを考えて、思いやりをもったボールを投げてください。キャッチボールがうまくできれば、必ずボールの投げ方が良くなります」と、継続する大切さを強調した。

 黒木氏はボールの握り方についても「ボールを投げる瞬間のリリースポイントで、ボールにある縫い目に人さし指、中指にどれだけ力が伝わるかで強いボールが投げられるようになります。人さし指、中指、親指がきれいな二等辺三角形となるようにして、しっかり握って投げてください」とアドバイスを送った。

 一方、佐藤氏は打撃の基本について「野球の打撃は無茶苦茶難しいです。失敗もします。失敗を恐れずにバットを思いっきり振ってください。三振してもいいです。グリップの位置は耳に置く。足をいっぱい使ってしっかりと振ってください。そうすれば強い打球が打てます」と自身のお手本を交えてアドバイスを送った。

 野球教室を終えて小中台JBCの副主将でエースの田澤泰粋くん(10)は「黒木さん、G.G.さんに教わって勉強になりました。ありがとうございました」と笑顔で感謝の気持ちを伝えた。

 イベント主催社のちば夢スポーツ県人会の代表理事・中孝造氏は「千葉県は全国で一番ゴルフ場が多いんですが、ゴルフをやっている子供たちが少ないのが現実です。今回は京葉CCさん、千葉ロッテ出身の黒木さん、佐藤さんにも協力していただき、野球とゴルフという組み合わせで実施させていただきました。今後は様々なスポーツで夢学校を開催していきます」と、今後のさらなる活動に意欲を見せた。

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