大関昇進で月給70万円アップ、移動の新幹線はグリーン車

[ 2019年3月28日 05:30 ]

貴景勝 大関昇進

大関昇進伝達式で口上を述べる貴景勝。右は千賀ノ浦親方(撮影・亀井 直樹) 
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 【大関昇進アラカルト】

 ▽大関の待遇 日本相撲協会の看板力士として、各種行事に横綱とともに参加する。月給は横綱の300万円に次ぐ250万円。関脇、小結よりも70万円アップ。2場所連続で負け越すと陥落するが、関脇に落ちた場所でも10勝以上を挙げれば翌場所に復帰できる。場所入りには運転手付きの自家用車の利用が許され、移動時の新幹線はグリーン車、海外公演などの航空機はファーストクラスとなる。横綱昇進は2場所連続優勝か、それに準じる成績が必要。

 ▽スピード昇進 初土俵から所要28場所は年6場所制となった58年以降では、幕下付け出しを除くと6位の速さ。1位は琴欧州(のちの琴欧洲)の19場所。貴景勝は日本出身では一番速い。

 ▽年少昇進 22歳7カ月22日は58年以降初土俵では9位の若さ。1位は貴ノ花(のちの横綱・貴乃花)の20歳5カ月。

 ▽平成生まれ 照ノ富士、高安に続き3人目。

 ▽平成の新大関 90年春場所後の霧島から数えて26人目。

 ▽千賀ノ浦部屋 先代の千賀ノ浦親方(元関脇・舛田山、現常盤山親方)時代も含め、初の大関誕生。

 ▽二所ノ関一門 17年夏場所後の高安以来。

 ▽兵庫県出身 昭和以降では汐ノ海、初代増位山、2代目増位山に続いて4人目。

 ▽埼玉栄高 強豪の同校相撲部出身は豪栄道以来で2人目。

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