高校男子 小林が首位、慎重プレーで唯一アンダー

[ 2019年3月28日 05:30 ]

富士ホームサービスPresents平成30年度全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会個人の部第1日 ( 2019年3月27日    滋賀県 富士スタジアムGC南C=高校男子、同北C=高校女子、ダイヤモンド滋賀CC=中学 )

高校ゴルフ女子 強風の中、パープレーでまとめた大阪学院・仁井の1番ティーショット(撮影・井垣 忠夫)
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 高校男子は初の全国制覇を目指す小林龍生(千葉・千葉学芸2年)が強風の中、4バーディー、2ボギーの70をマークし、2アンダーで首位スタートを切った。高校女子は仁井優花(大阪・大院大高1年)がイーブンパーで首位。中学男子は清水蔵之介(東京・八坂1年)と広山功喜(大阪・大池2年)が2アンダーで首位を並走。中学女子は清本美波(愛知・南部1年)が3アンダーで首位に立っている。

 高校男子は1メートル76、105キロの巨漢、小林が安定感抜群のゴルフを見せた。「イーブンパーを目指してプレーしたのが良かった」。8番パー5(522ヤード)では無理に2オンを狙わず、第3打を1メートルに寄せてバーディー。練習ラウンドは80台だったが慎重姿勢が吉と出て、ただ一人アンダーパーをマークした。昨夏の高校選手権は18位。まだ、日本一のタイトルはない。残り2日間、OBの池田勇太もつかめなかった栄冠に挑む。

 ≪仁井、強風耐え首位スタート≫高校女子は仁井(にい)がイーブンパーにまとめて首位に立った。強風の中で「曲がらないのが強み」という1Wが威力を発揮。インから出て前半はフェアウエーを外したのが一度だけとティーショットが安定。後半はパターがさえた。成田美寿々プロに憧れるアスリート志向の実力者は「いかにボギーを打たないかが勝負」と粘りのゴルフで名字より1つ上の順位を目指す。

 ≪清水がトップタイ≫中学男子は2アンダーで回った清水が、トップタイにつけた。優勝候補が順調に発進。それでも「攻めるゴルフはできたが、ショットが曲がるのが課題」と反省を口にした。今春の関東大会は2位。小学生の時には世界ジュニア選手権をはじめ、多くの大会を制した。「あすは60台を出して優勝したい」と笑顔で話した。

 ≪唯一の全国シード・森4差5位≫中学女子はただ一人、全国シードで出場の森が1オーバーでトップと4打差の5位につけた。「もう少しいいスコアで回りたかったが、ピン位置も難しくパターも入らなかった」と思うように伸ばせず少し不満顔。中国大会をパスして全国に照準を合わせてきただけに「明日はアンダーで回って優勝したい」と逆転Vに闘志を燃やしていた。

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2019年3月28日のニュース