萩野が日本選手権欠場…平井コーチ「本人の状態を考えると今は」

[ 2019年3月15日 11:07 ]

水泳の萩野公介
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 リオデジャネイロ五輪金メダリストの競泳の萩野公介(24=ブリヂストン)が、7月の世界選手権(光州)の選考会となる4月の日本選手権(辰巳)を欠場することになった。

 15日に所属事務所を通して「このたび4月の日本選手権の出場を見送ることに決めました。2017年シーズンからなかなか自分が思うような結果が出ていませんでしたが、そのたびに“次また頑張ろう”という気持ちで頑張っていました。ただ、自分が“こうありたい”という理想と現実の結果の差が少しずつ自分の中で開いていき、モチベーションを保つことがきつくなっていきました。今シーズンに入って順調にトレーニングを積み、コナミオープンを楽しみにしていたのですが、期待していたタイムが出ませんでした。平井先生と相談をした上で、スペイン高地合宿も参加しないことを決め、気持ちの回復を待ちましたが、今は競技に正面から向き合える気持ちではないことを受け入れ、今回の決断にいたりました。応援してくださるファンの皆様、関係者の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、厳しい意見も受け止める覚悟です。今回を機に、自分の心ともう一度しっかり向き合いたいと思います」とのコメントを発表した。

 萩野は2月のコナミオープンで本命種目400メートル個人メドレーの予選で絶不調に終わり、決勝を欠場した。病院で検査を受けた結果、異常はなかったが、師事を受ける平井伯昌コーチ(55)と相談した上で2月19日からのスペイン合宿の参加を断念。母校の東洋大学で練習を続けていたが、今週に入ってトレーニングを中断していた。

 平井コーチは、大橋らと行ったスペイン合宿を終えて、この日に帰国。「先週の最初はちゃんとエントリーすると話していたが、週末ぐらいに今の状態では難しいと連絡をもらった」と経緯を説明した。5月30~6月2日には世界選手権の2次選考会となるジャパンオープン(辰巳)が控える。日本水泳連盟の競泳委員長として選考を一任される立場でもあるが「選考会は日本選手権。選考会に出なくてジャパンオープン出てきて(世界選手権の出場権を与えることは)普通はない。第1選考をスキップして第2選考はない」と強調した。

 13日には萩野と電話で連絡をとっており、来週中に直接会って話をする予定。「20年東京五輪に向けて今年の日本選手権にエントリーしないのはプラスではないが、本人の状態を考えると今はとてもエントリーできる状態ではない。危機的状況をどうプラスに変えられるか。(萩野は)自分のためよりも人の期待、応援してくれる人がいるから、と義務感が強く“それではきついぞ”とリオ五輪の前から話はしてきた。“今は休みが必要だと思うから、もし次スタートした時は自分のために泳ぎなさい”という話はしました。最後は本人の意思。今は立ち止まって見つめ直すことが必要だと思う」と語った。

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