大関獲りの貴景勝は手痛い2敗目 残り10日で試される22歳の精神力

[ 2019年3月14日 19:07 ]

大相撲春場所5日目 ( 2019年3月14日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所5日目>玉鷲(右)に押し出しで敗れた貴景勝(撮影・坂田 高浩)
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 大関獲りの貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)が手痛い2敗目を喫した。先場所初優勝した玉鷲との関脇対決。一度は俵まで攻め上げたが仕留めきれず、粘る相手の反撃を食らい後退した。もろ手突きで上体が起きて主導権を奪われると、一気に土俵際のピンチに。逆転を狙った左のいなしは通じず、左足が土俵を割った。

 館内の大声援はため息に変わり、「勝たないと駄目です。負けたら何の意味もない」と悔しさを見せた。

 大関昇進の目安が10勝以上とされる中、序盤5日目を終え3勝。前日は北勝富士との激戦を制したものの波に乗れず、「悪くないんですけど、切り替えてやるだけ」と残る10日間へ気合を入れ直した。6日目は5連敗の魁聖が相手。試練が続く勝負の土俵で22歳の精神力が試される。

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2019年3月14日のニュース