最年長40歳・安美錦、5日目で初白星 街でバッタリ「北の富士さんのおかげ」

[ 2019年3月14日 15:51 ]

大相撲春場所5日目 ( 2019年3月14日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所5日目>明瀬山(左)を寄り切りで破った安美錦(撮影・坂田 高浩)
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 関取最年長40歳の西十両11枚目・安美錦(伊勢ケ浜部屋)が初白星を挙げた。西十両9枚目・明瀬山(33=木瀬部屋)との一番で、立ち合いですぐに両前まわしを取り、引きつけたところで右からの外掛け。相手の体勢を崩してから寄り切った。

 「ささせないように気を付けて、しっかり当たって前みつを取れたら横の動きと思っていた。思った通り」と納得の内容だ。4連敗と苦しい滑り出しだったが体は動いており、「今日は昔みたいに外掛けでスッと足が出たし、反応してくれた」と振り返った。

 十両残留には6勝は挙げたいところだが「まだ5日が終わったばかり。先は長い。今日は今日、明日は明日でしっかり取り組めるように頑張る」と一日一番に集中している。

 今場所は弟弟子で元大関の照ノ富士が復帰して、序二段で2連勝発進した。「人のことは気にしていられない。自分のできることをしっかり考えて」と言いながらも「みんな一生懸命にやっている。見なくても感じるものがある」と復活に向けたたゆまぬ努力は理解している。

 前夜は解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)と街で出くわし、「頑張れよ」と言われたという。「北の富士さんのおかげ」。ホワイトデーの初勝利で、大先輩の激励に応えた。

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2019年3月14日のニュース