北島氏「改めて愛されている選手だと」、大地長官も沈痛

[ 2019年2月13日 05:30 ]

競泳・池江璃花子 白血病公表、療養専念へ

昨年7月、TBS「アジア大会2018ジャカルタ」制作発表で同席した北島康介氏と池江璃花子
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 水泳界の先輩でもあるスポーツ庁の鈴木大地長官は「言葉を失った」と沈痛な面持ちで語り「まず彼女がしっかり治療して健康になっていただくのが一番」と気遣った。北島康介氏は「状況が全て把握できていない中、コメントしようがないが報道を見て、改めて愛されている選手だと思った。治療に専念できる環境をつくってあげることが大事だと思う」と話した。

 ≪萩原智子さん「勇気と強さ感じる」≫競泳の00年シドニー五輪代表の萩原智子さん(38)は自身のツイッターで「信じられません。言葉になりません」とつぶやいた。現役時代に卵巣のう腫、子宮内膜症などの病と闘って競技を続けた先輩は「混乱している中でも病名を公表したことに勇気と強さを感じます」「この状況の中でも周りを気遣う優しい気持ち…このような素晴らしい選手なのです。今はただただ…完治に向けて…祈ります」とつづり、サポートにも名乗り出た。

 ▼竹田恒和日本オリンピック委員会(JOC)会長 非常に驚いている。今後に向けてさらなる活躍を期待しているところだった。まずはしっかり休養を取り、治療に専念していただきたい。そして持ち前の精神力で一日でも早く元気な姿を見せてくれることを願っている。

 ▼森喜朗2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長 (病気になったのは)仕方ないんじゃないか。しっかり治療すればいい。頑張りなさい(と言いたい)。

 ▼山下泰裕JOC強化本部長 今一番勢いがあり、可能性を秘めている、さらに成長が期待される選手。動揺していると思うが、まずはしっかり治すことが最優先。多くの国民と同じように、また彼女の勇姿を見たいと思っている。

 ▼日本水泳連盟・青木剛会長 病に見舞われて心中は察するに余りある。一日も早い回復を願いたい。ファンの皆さまには状況をご理解いただいて、温かく見守ってあげてほしい。

 ▼井上康生柔道男子日本代表監督 一日も早く治してもらい、また元気に素晴らしい泳ぎを見せてくれることを、ファンの一人として心から願うだけだ。

 ▼フィギュアスケート紀平梨花 (報道陣から事実を知らされ)そうなんですか…。競技をやっている仲間というか先輩なんですけど。スポーツを好きな気持ちを大事にしてまた頑張ってほしいかなと思います。

 ▼小池百合子東京都知事 何かの間違いであってほしい。詳細は分からないが、まずは治療に専念してもらいたい。池江選手は東京都出身ということで都のさまざまなイベントにも協力いただいた。都民みんなでこれからも応援し続け、彼女の泳ぎを心待ちにしたい。

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2019年2月13日のニュース