池江璃花子 口にしていた体の異変「体重い」「だるい」「眠くなる」

[ 2019年2月13日 08:00 ]

競泳・池江璃花子 白血病公表、療養専念へ

池江璃花子
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 思い返せば、昨年11月のW杯東京大会後から池江は体の異変を察知していたのかもしれない。11月中旬に「W杯が終わってから調子が出なくて体が沈んでいる感じ。疲れがたまっている」と話した。12月24日に米フラッグスタッフでの高地合宿から帰国後は「調子が上がらない。体の重さを感じる」と語っていた。

 日を追うごとに体の重さを訴える頻度は増え、白血病発覚前の最後のレースとなった1月13日の三菱養和スプリントの100メートルバタフライは自己ベストから4秒以上遅い1分0秒41。「高地合宿の疲れが取りきれない」と3週間前の合宿を話題に挙げ「体のだるさを感じることが多い。去年と比べて疲れが抜けるのが遅い。心配」と悩んでいた。

 白血病患者は脳細胞への酸素供給が不十分になり眠気の症状が出ることがあるという。池江は水中トレ前に低酸素状態の部屋でバイクをこぐ練習をしていたが「眠くなる」と度々、口にしていた。(水泳担当・木本 新也)

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