鳴戸部屋で暴力発覚 三段目力士いじめ スマホで頭叩く

[ 2019年2月1日 05:30 ]

鳴戸親方
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 相撲界でまたもや暴力絡みの不祥事が発覚した。日本相撲協会は31日、鳴戸部屋の三段目力士が未成年の弟弟子に暴力を含むいじめ行為を繰り返していたと発表。芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「新しい部屋で若い子ばかり。こういうことが起きて残念」と話した。

 報告によれば、被害者の力士は三段目の先輩力士から身の回りの片付けをしないことなどを理由にスマホで頭を叩かれ、昨年9月からは仕事の失敗の名目で柔道の絞め技をかけられるようになった。12月には三段目力士に命じられた別の兄弟子から絞め技をきめられ失神。9月から1月までその行為は10回程度に及んだ。

 その恐怖から、被害者の力士は部屋のマネジャーに相談。師匠の鳴戸親方(元大関・琴欧洲)が1月12日に事実を確認し、初場所初日の13日に鏡山コンプライアンス部長(元関脇・多賀竜)に報告された。

 協会から調査と処分意見の答申を委託されたコンプライアンス委員会の青沼隆之委員長(元名古屋高検検事長)は、この日の理事会で中間報告。今月8日の臨時理事会で最終報告を行い、関係者を処分する。三段目力士は初場所出場を自粛し、自宅待機中。被害者は引き続き同部屋で生活することを希望し、両親も協会に対応を一任しているという。

 協会は昨年10月に「暴力決別宣言」を行ったばかりだが、問題は後を絶たない。芝田山広報部長が「関取、親方衆は責任ある立場なのでだいぶ浸透しているが、若い人はまだまだ」と話すように、暴力一掃は簡単ではないことが再び浮き彫りになった。

 ◆鳴戸部屋 ブルガリア出身の鳴戸親方が佐渡ケ嶽部屋から独立し、17年4月に東京都墨田区で部屋開き。欧州出身初の師匠となり、弟子3人でスタートした。現在は8人の力士がいる。

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