アジア・パラ閉幕 日本、歴代最多の金45個含むメダル198個

[ 2018年10月14日 05:30 ]

ジャカルタ・アジアパラ大会の閉会式で笑顔を見せるバドミントンの山崎悠麻(手前左端)ら
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 障がい者スポーツの総合大会、第3回ジャカルタ・アジアパラ大会は13日、ジャカルタ市内で閉会式が行われ、8日間の戦いに幕を下ろした。過去最多300人超の選手で臨んだ日本選手団は、競泳を中心に歴代最多の「金」45個を含む198個のメダルを獲得したが、2年後の東京パラリンピックに向け、強化面で課題も残した。前回大会で3位だった金メダルの数は、イランに抜かれて4位に後退。金メダル171個と圧倒的な強さを誇った中国勢との差も大きかった。

 ≪車いすバスケ男子、2大会連続で銀≫車いすバスケットボール男子決勝で、8月の世界選手権9位の日本は同4位のイランに惜敗。2大会連続銀メダルに及川監督は「悔しい限り。チャンスはいっぱいあった」と唇をかんだ。堅守速攻に相手の守備をかいくぐる連係の良さが光り、第1Qを9点リード。だが相手に追い付かれ、終盤は勝負どころでシュートの正確性を欠いた。10年広州大会以来となるアジアの頂点を逃し、35歳の藤本は「一瞬視界がぼやっとしたけど、泣いても何も始まらない。高い要求にも応えたい」と言葉を振り絞った。

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2018年10月14日のニュース