清水希容 空手形女子優勝も内容には満足せず プレミアリーグ東京大会

[ 2018年10月14日 19:44 ]

空手プレミアリーグ最終戦東京大会最終日 ( 2018年10月14日    東京武道館 )

女子個人形決勝 優勝した清水希容
Photo By 共同

 12日に行われた準決勝までの4試合は全て5―0で勝利した清水は、最大のライバルと目するサンチェス(スペイン)を相手に最も得意とする「チャタンヤラ・クーサンクー」を演武。気迫を前面に出し、緩急を付けた所作で観客を魅了した。

 スコア的には危なげない勝利も、清水本人は「持っている力の50%しか出せていない。もっと冷静に、体と会話ができるようにならないと」と苦笑いを浮かべた。緊張感などから完全には自分の体をコントロールしきれず、満足いく形ではなかった。それでも「決して日本人だからといって勝てるわけではない」と世界のレベルも急上昇する中で、勝ちきる強さを見せた。

 準決勝までが行われた前日までは東京武道館の床に直接専用マットが敷かれて試合が行われた。3位決定戦と決勝のみが行われたこの日は、特設のひな壇上にマットが敷かれる特別仕様。「バウンドしたり、振動が返ってきたりした」と安定しない足下に戸惑いもあったというが、そうした変化への対応力もさすがの一言だった。

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2018年10月14日のニュース