植草歩 抗議実らず準優勝も世界選手権へ“吉兆” 

[ 2018年10月14日 19:58 ]

空手プレミアリーグ最終戦東京大会最終日 ( 2018年10月14日    東京武道館 )

 組手女子68キロ超級の植草歩(26=JAL)はフランス選手に1―2で敗れ、悔しい準優勝に終わった。

 試合後は審判団の元を訪れ、判定についての確認を行った。1―2とリードされた後、相手が守勢に入って何度も場外に出た。4度目の場外が認められれば植草の勝利となっていたが、相手がしりもちを付いたその場面は場外と認められず、勝敗が変わることはなかった。

 審判団からの説明を受けた後の植草はスッキリした表情で「ポイントを取れなかったのがいけなかった」と敗戦を受け入れた。1―1となった後、カウンター攻撃を得意とする相手がなかなか攻めてこず、我慢しきれず前に出たところで上段突きを合わされて失点。「少し(間を)詰めすぎた。(攻撃の)入り方の工夫をしないといけない」と反省の弁を述べた。

 2連覇の懸かる世界選手権は3週間後に迫る。2年前も前哨戦となったプレミアリーグで2位に留まった後に優勝。「2年前も負けてから自分の空手について考えて優勝した。“考えなさい”ということだと思う」と敗戦を糧に連覇に挑むことを誓った。

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2018年10月14日のニュース