“好きな選手”3位に驚く内村航平、期待背負って大舞台へ

[ 2018年10月14日 19:14 ]

<世界体操会見>意気込みを語るキャプテンの内村。左は白井、右は村上(撮影・森沢裕)
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 体操男子の内村航平(29=リンガーハット)ら世界選手権(25日開幕、カタール・ドーハ)の日本代表が14日、都内で会見を行った。

 内村は9月25日の練習中に右足を痛め、「前距腓靱帯損傷」と診断された。負担が大きい床運動、跳馬の練習はまだ自重。慎重な調整を続けており、「現地にいってどこまで上げられるか。やってない期間で筋力は落ちている。どれだけ早く戻せるかが課題」と言う。日本が演技する予選は26日で、団体総合のエースとして6種目の個人総合出場を目指す。

 リオデジャネイロ五輪後にプロに転向し、体操だけにとどまらず、スポーツ界全体に影響を与えようと奮闘してきた。今月、オリコンが発表した「好きなスポーツ選手ランキング2018」では、男子で3位。1位は米大リーグ、エンゼルスで活躍する大谷翔平、2位はフィギュアスケートで五輪連覇の羽生結弦だった。「3位に入ってるんだ、と。結構リアルに6、7位かと思っていた。2人は常人じゃない。羽生君は言うまでもない。大谷君も言うまでもない」と笑う。

 昨年の世界選手権は予選で左足首を痛めて途中棄権。今年も開幕1カ月前に右足首負傷と苦境に立たされているが、その背中を押すのは責任感だ。体操界はもちろん、スポーツ界全体の期待を背負っていることは自覚している。「年齢も結構いっているので、全力では結果を目指していけないかもだけど、影響力はまだまだある」とし、「それも結果ありき。まだまだあがいていきたい」。開幕へのカウントダウンが進む中、キングは諦めずにコンディションを上げていく。

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2018年10月14日のニュース