LPGAとTV局 交渉は長期化も…帰属求めるのは時代の流れ

[ 2018年9月11日 05:30 ]

女子プロゴルフ協会 TV放映権巡り紛糾

 トーナメント主催者のテレビ局とLPGAの交渉は簡単に収束しそうもない。LPGAは財政基盤の強化のため収益の手段を増やしており、タオルなどのグッズ販売にも力を入れ始めている。来季の放映権料は無料としているが、それ以降は現状では未定。トーナメント関係者は「20年からは1試合2000万円くらいになるのではないかと噂になっている」と話す。海外では競技団体が放映権料を収入の柱にするのは一般的。日本でもバスケットのBリーグが16年にソフトバンクと4年で推定総額120億円の放映権とスポンサー権の独占契約を結び話題になった。

 LPGAが放映権の帰属を求めるのも時代の流れ。ただ、テレビ局としては草創期から人材と資金を投じトーナメントを育ててきた自負がある。その放映権を見返りもなく手渡すことに、わだかまりがあるのも事実。また十分な話し合いができないまま時間を費やしていることへのいら立ちもある。「お金が必要なら、どこにいくらと言ってくれればいい。でもそういう話はない。ネット配信だけ切り離すということだって話し合える」と関係者は訴えていた。

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2018年9月11日のニュース