ブロンコスがドラフト1巡目指名のQBリンチを電撃解雇 最終枠に残したあとの異例の人事

[ 2018年9月3日 14:41 ]

ブロンコスを解雇されたQBリンチ(AP)
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 NFLブロンコスは2日、2016年のドラフト1巡目(全体26番目)に指名していたQBパクストン・リンチ(24)を最終53人枠から外して解雇した。ジョン・エルウェイGM(58)による判断で、これに伴いブロンコスはレッドスキンズを解雇されていたケビン・ホーガン(25)をチーム三番手のQBとして契約。キャンプの前まで三番手以下の扱いだった2季目のチャド・ケリー(24)が、バイキングスから移籍してエースQBとなっているケース・キーナム(30)の控えとなる二番手に昇格した。

 メンフィス大出身のリンチは2メートル1、110キロの大型司令塔として期待されていたが、ブロンコスでは通算4試合に先発して1勝3敗。今プレシーズンでも、昨年ドラフトの最後(7巡目・全体253番目)に指名されたケリーのプレー内容を上回ることができず、1巡目指名のQBという輝かしい経歴を持ちながらチームを追われることになった。

 リンチの代わりにウェーバー明けにブロンコスに入団することになったホーガンは、リンチが指名された2016年のドラフトではチーフスに5巡目(全体162番目)に指名された選手。リンチはドラフト時に自身よりはるかに評価が低かった2人のQBに“仕事”を奪われる形となった。

 なおブロンコスは地元デンバーでの開幕戦(9日)でシーホークスと顔を合わせる。

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2018年9月3日のニュース