異常気象で米スポーツ界も混乱 カレッジフットボールでは開幕戦が中止

[ 2018年9月3日 11:01 ]

雷警報が出た空軍士官学校のファルコン・スタジアム(AP)
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 米中西部から南部は1日から2日にかけて悪天候に見舞われ、カレッジフットボールのネブラスカ大とアイオワ州立大では激しい落雷のためにそれぞれホームでの1日の開幕戦が中止に追い込まれる予期せぬ事態となった。ネブラスカ大は開幕戦の対戦相手だったアクロン大(オハイオ州)に2日に試合を行うように求めたが、アクロン大は宿泊先の確保ができないことを理由にチャーター機で帰途についた。

 ネブラスカ大の本拠地メモリアル・スタジアム(ネブラスカ州リンカーン=8万5458人収容)では362試合でチケット完売が続いていたが、試合開始直後に中止が決定。レギュラーシーズンは12試合しかなく、ボウルゲームへの進出を考慮すると両校ともに新たな日程を組まなくてはいけないが、難しい対応を迫られることになった。

 コロラド州コロラドスプリングスでは空軍士官学校対ストーニー・ブルック大の開幕戦が行われたが、ここでも試合開始前に落雷警報が出たほど。カンザス州では竜巻が発生し、南部フロリダ州にはトロピカル・ストーム(熱帯低気圧)の「フローレンス」が接近。今後大雨が予想されている東部沿岸を含め、例年には見られない異常気象が住民の生活とともにスポーツ界にも大きな影響を与えている。

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2018年9月3日のニュース