錦織「なおみの頑張り励み」に16強!足動かし続け形勢逆転

[ 2018年9月3日 05:30 ]

テニス全米オープン第6日 ( 2018年9月1日    ニューヨーク )

全米OP男子シングルス3回戦、シュウォーツマンを下し2年ぶりの16強進出を決めた錦織圭(AP)
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 同じコートで直前に戦った大坂に続けとばかりに男子シングルス3回戦に登場した錦織も16強入りを決めた。こちらは2年ぶり4度目。「なおみちゃんが頑張っているのを見ると励みになるので、2人で上までいきたい」とそろっての進撃を喜んだ。

 互いに一発のパワーはないシュウォーツマンとの試合は、絶えず足を動かし、頭を働かせてポイントを組み立てた。出だしは先にブレークを許して1―4と劣勢。「少しずつ緊張感が和らいで修正できた」と次第にラケットを振り抜いて形勢を挽回した。ベンチには小さなノートを持ち込み、必要な時にさっと目を通した。「今は特にメンタルがキー。大切ないくつかのワードが書いてある」と古典的な方法も交えて最後まで攻めの姿勢を忘れなかった。

 次戦は大きなヤマと見られていた世界4位のA・ズベレフではなく、そのA・ズベレフを倒した世界34位のフィリップ・コールシュライバー(34=ドイツ)。「意外と言えば意外」と語った錦織だが、8強入りのチャンスは目の前に広がっている。

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