アジア大会で金 日本代表の杉村 今後もeスポーツ界で生きる

[ 2018年9月3日 05:30 ]

「ウイニングイレブン」でアジアの頂点に立った杉村(左)と相原
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 ジャカルタ・アジア大会の公開競技「eスポーツ」で、サッカーゲーム「ウイニングイレブン(ウイイレ)」を制した日本代表で近大4年の杉村直紀(21、選手名「SOFIA」)が一夜明けた2日、スポニチ本紙の取材に応じ、アジアの頂点に立った思いを新たにした。

 真っ先に口にしたのは「うれしさ半分、悔しさ半分」との複雑な思い。大会は高校生の相原翼(18、同「レバ」)とタッグを組んだが、イランとの決勝で第1ゲームの個人戦に1―3で敗れた悔しさが忘れられない。

 ウイイレの世界大会で優勝経験もある実力者。「(画面など)配信台のゲーム環境に対応できず、守備の際に選手の挙動に違和感を感じていた。相手の攻撃に対処できていなかった」と振り返った。試合はその後の団体戦を勝ち、相原が個人戦を勝って優勝した。

 それでも「本当に多くの人にサポートを頂いた。お世話になった皆さんに金メダルを掛けられたのは本当にうれしい」と大きな喜びを感じている。大学4年生。卒業後は「eスポーツ関連の仕事をする予定」と、今後もゲームに関わって生きていくつもりだ。

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