史上初の対ティア1連勝へ!ジョセフJ、第2戦もベストメンバー「大幅変更は難しい」

[ 2018年6月11日 19:16 ]

強い風雨の中、連勝の掛かる16日のイタリア第2戦に向けて練習再開したラグビー日本代表のリーチ主将(右端)らメンバー
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 ラグビーのリポビタンDチャレンジカップ2018第1戦(9日、大分銀行ドーム)でイタリアを34―17のダブルスコアで破った日本代表が11日、東京都府中市のグラウンドで16日の第2戦(ノエビアスタジアム神戸)に向けて練習を再開した。

 前日からの雨が降る続く中、午前中はFW勢がセットプレーの確認、バックスが室内でウエートトレーニングなどのメニューをこなした。午後には全体練習を行い、ゆっくりとしたペースで攻守の動きを確認。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は「今日はオーガナイズ(組織としての動き)系の練習。若干、痛んでいる選手もいる」と軽めのメニューに終始した理由を説明した。

 9日のイタリア戦はジョセフ体制となって初めて、世界のトップ10に格付けされる「ティア1」からの勝利だった。素早いパス交換やキックパス、即興での連係プレーで重ねたトライは4つ。ジョセフHCは「ボールインタイムが(同日に世界各地で行われたテストマッチで)断トツに長かった。オールブラックス(ニュージーランド代表。フランスと対戦)は26分だが、ジャパンは40分だった。しかもこちらは気温が30度くらい。フィットネスレベルを考えるといい兆しだ」と内容を称えた。

 イタリアに完勝したことで、注目されるのは第2戦のメンバー構成。8人のリザーブを使い切ったものの、5人は出場時間が10分未満だった。10人のメンバー外選手もいる。来年のW杯を見据え、若い選手、代表経験の浅い選手を試す選択肢もあるが、指揮官は「まだ考えている段階だが、あれだけ試合でいいパフォーマンスをした後に、大幅な変更は難しい。いいパフォーマンスをし、そういう(主力としての)立場を与えられることで、いい(チーム内競争の)文化が生まれる」と大幅な変更を考えていないことを明かした。

 日本代表史上初のティア1からの連勝へ、第2戦もベストメンバーでイタリアを返り討ちにする。

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2018年6月11日のニュース