日大、田中理事長辞任などの要求書に752人が賛同署名 教職員組合が会見

[ 2018年6月11日 15:51 ]

会見する日大教職員組合の代表者ら(撮影・郡司 修)
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 日本社会に大きな波紋を広げている日大アメリカンフットボール部の悪質な反則問題を受け、同大学の教職員組合が11日、都内で会見を開いた。日大のトップである田中英寿理事長の辞任などを求めた要求書に賛同する署名を教員から集めたことを報告した。

 組合は要求書を提出した5月31日から署名活動を開始、6月8日の9日間で大学、付属高校の教員から752人分の署名が集まったと発表した。報復人事の恐れがあるとして、大学側に提出する際に氏名を公開してよいかを一人一人に確認した。

 会見では教員からの声を紹介。「授業で学生から“頑張れ”と拍手をされた」「実名公開を可能とした人に聞くと“報復は怖いが、当該の学生はもっと怖い思いをしたのだから、名前を出さない訳にはいかない”という声をいただいた」という署名した教員の声や「どうしても怖い。名前を非公開にしても本部が洗い出しをするのではないかと思って署名できない」という声も紹介した。署名は今後も続けるという。

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