ナダル、全仏11度目の制覇 コートの同一4大大会最多勝並ぶ

[ 2018年6月11日 05:30 ]

テニス 全仏オープン最終日 ( 2018年6月10日    パリ・ローランギャロス )

男子シングルスを制したナダル
Photo By 共同

 終わってみればナダル。赤土の王者はやはりこの男だった。同じくクレーコートを最も得意とし、直近のマドリード・オープンでは敗れたティエムとの決勝戦。しかし試合は終始ナダルのペースだった。第1セットは相手の最初のサービスゲームを破り、毎ゲームのようにブレークポイントをつかんでプレッシャーをかけた。恐竜のような激しく素早い動きでティエムの強打も次々にはじき返した。

 同一大会での4大大会最多勝記録は、全豪11回の優勝を誇る女子のマーガレット・コートに並んだ。世界1位の座も守り抜いた。準決勝後には「あと10回もここではプレーできないだろう」と語っていたが、10年後もまだ健在ではないのかと思わせるような強さだった。

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2018年6月11日のニュース