フェデラー、前人未到の4大大会20度目V 全豪2連覇

[ 2018年1月29日 05:30 ]

全豪オープンテニス最終日 ( 2018年1月28日    オーストラリア・メルボルン )

全豪オープンを制したフェデラー(AP)
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 男子シングルス決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(36=スイス)が第6シードのマリン・チリッチ(29=クロアチア)を6―2、6―7、6―3、3―6、6―1で下して2連覇し、4大大会で自身が持つ男子の最多優勝記録を更新する20個目のタイトルを手にした。フェデラーは全豪ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)ロイ・エマーソン(オーストラリア)に並ぶ男子最多6度目の制覇となった。

 生きる伝説が4大大会男子シングルスで前人未到の20度目の頂点に立った。36歳のフェデラーは今大会で初めてセットを落とす苦戦を強いられたが、3時間3分の激闘でチリッチを退け「本当に幸せだ。勝てて信じられない」。大きな拍手に包まれると、王者は感極まって声を震わせた。

 気温38度と蒸し暑く、大会規定でセンターコートの屋根が閉じられた。フェデラーは消耗戦を避けるためにベースラインからは下がらず、得意の速いテンポの展開で勝負。強気に打ってくるチリッチの反撃を受け、第2、第4セットを奪われたが集中力をさらに高めた最終セットで一気に突き放した。全豪で男子最多に並ぶ6度目の優勝杯を掲げ「夢がかなった」と涙を拭った。

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2018年1月29日のニュース