松本薫 出産後初の強化合宿参加「目標はママでも金」と宣言

[ 2018年1月8日 16:13 ]

渡された色紙に今年の抱負などではなく、愛娘の似顔絵を描いた柔道女子57キロ級の松本薫
Photo By スポニチ

 柔道の女子日本代表が8日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行っている強化合宿を報道陣に公開し、昨年夏に第1子となる女児を出産した12年ロンドン五輪57キロ級金メダリストの松本薫(30=ベネシード)が取材に応じた。

 松本が強化合宿に参加するのは、出産後初めて。自分よりも年下の選手とともに寝技の講習を受け「今年は出発の年。若い子、新しい子が出てきて新鮮な気持ち。(一昨日に)体力測定をやり、数値が上がっていないのが不安だが、畳に上がれているのはうれしい」と話した。

 女子日本代表の増地克之監督は「表情が柔らかくなった」と松本の様子を語ったが、天然ぶりは母となっても相変わらず。「自由に書いて」と色紙を渡されると、「本当に何でもいいんですか?」と言いながら、書いたのは「天使!!お母さん頑張る」の文字と愛娘の似顔絵。「本当はもっとかわいいんですよ」と断りを入れながらも、今年夏ごろが目標の実戦復帰に向けて「何事も子供や状況のせいにせずにやる」と一切の甘えを見せず。「野獣は野獣でも速い野獣になる。目標は(20年東京五輪で)ママでも金です」と宣言した。

続きを表示

2018年1月8日のニュース