セインツが4季ぶりプレーオフで勝利 ジャガーズは10季ぶりの白星

[ 2018年1月8日 11:34 ]

健闘を称え合うセインツのブリーズ(右)とパンサーズのニュートン両QB(AP)
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 NFLは7日にプレーオフ1回戦の残り2試合を行い、スーパーボウル出場経験のあるQB同士の対決となった第4シードのセインツ(南地区1位)対第5シードのパンサーズ(南地区2位)は、セインツが31―26(前半21―9)で勝利を収めてNFC準決勝に駒を進めた。

 セインツがプレーオフで勝ったのは4季ぶり。その時に26―24で勝った第1シードのイーグルス(東地区1位)と準決勝で顔を合わせることになった。

 地元ニューオーリンズ(ルイジアナ州)でパンサーズを迎え撃ったセインツは第1Qの残り1分46秒、2010年のスーパーボウルでMVPとなったQBドリュー・ブリーズ(38)がWRテッド・ギンJR(32)に80ヤードのTDパスを通して先制。5点差に詰め寄られた第4Qの残り58秒には自陣26ヤード地点まで攻め込まれたが、DEキャメロン・ジョーダン(28)がパンサーズのQBキャム・ニュートン(28)にプレッシャーをかけてオフェンスを寸断。最後はボン・ベル(23)がセーフティー・ブリッツからニュートンをサックして勝負を決めた。

 2016年のスーパーボウルに出場したニュートンは349ヤードと2TDをパスで獲得。ランでも8回のキャリーで37ヤードを記録したが、このカードはレギュラーシーズンを含めて今季3戦全敗となった。

 なおセインツはNFC準決勝で第2シードのバイキングス(北地区1位)と対戦。今季の開幕戦(9月11日)では19―29で敗れているだけになんとしても雪辱したいところだろう。

 AFCでは第3シードのジャガーズ(南地区1位)が、地元ジャクソンビル(フロリダ州)で第6シードのビルズ(東地区2位)を10―3(前半3―3)で退け、10季ぶりにプレーオフで白星をもぎとった。

 チームの快進撃を支えているQBブレイク・ボートルズ(25)のパス獲得は今季最少の87ヤード(1TD)に終わったが、ランではチーム最多の88ヤードをマーク。プレーオフで勝ったチームの先発QBで、パスよりランの獲得ヤードが多かったのは2004年のマイケル・ビック(ファルコンズ)以来、史上2人目となった。

 18季ぶりにプレーオフに進出したビルズはTDをひとつも奪えずに敗退。22季ぶりの勝利はならなかった。

 これで今季の“8強”が確定。カンファレンス準決勝の組み合わせと日程は下記の通りとなった。

 <13日(日本時間14日)>

 ▼AFC=(1)ペイトリオッツ(東地区1位)―(5)タイタンズ(南地区2位)

 ▼NFC=(1)イーグルス(東地区1位)―(6)ファルコンズ(南地区3位)

 <14日(日本時間15日)>

 ▼AFC=(2)スティーラーズ(北地区1位)―(3)ジャガーズ(南地区1位)

 ▼NFC=(2)バイキングス(北地区1位)―(4)セインツ(南地区1位)

 *カッコ内の数字はシード順

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2018年1月8日のニュース