大阪桐蔭、初Ｖへ“銭湯会議”　湯船で東海大仰星対策練る

全国高校ラグビー決勝   大阪桐蔭―東海大仰星 （ 2018年1月8日    花園ラグビー場 ）

大阪桐蔭・上山主将はチームの最後にタックルを決める
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　第９７回全国高校ラグビー大会決勝が８日に花園ラグビー場（大阪府東大阪市）で行われる。１９大会ぶりの大阪勢同士のファイナルに臨む両校は７日、それぞれの学校グラウンドで練習。大阪桐蔭（大阪第１）は銭湯効果で、程よい緊張感に包まれている。

　体から湯気が出んばかりの熱気で練習を締めくくった。大阪桐蔭は、メンバーと３年生部員の計３５人が１人ずつタックルバッグを目掛けて突き刺さった。トリはフランカー上山主将。歓声の中、「絶対勝つぞー」と雄叫びを上げて突進した。

　初の決勝を感じさせないほどムードはいい。大会に入ってから、メンバーは試合後に宿舎から徒歩１０分のスーパー銭湯に行くのが恒例。これで一体感を強めている。１年生のフランカー奥井は「３年生とお風呂の中でコミュニケーションを取れるのがいい」と歓迎した。準決勝の桐蔭学園戦後も、銭湯へ。しかし、勝利の余韻に浸ることはなかった。展開の仰星を止める鍵は密集。プロップ紙森は「話題は決勝戦のことばかりだった」と湯船で対策を練ったことを明かした。