桐生祥秀 日本人初の100メートル9秒台!最後の日本インカレで「やっと世界のスタートラインに立てた」

[ 2017年9月9日 15:36 ]

日本人初の9秒台をマークし、雄叫びをあげる桐生(左)
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 陸上の日本学生対校選手権第2日が9日、福井市の福井県営陸上競技場であり、男子100メートル決勝は桐生祥秀(東洋大)が9秒98(追い風1.8メートル)で優勝した。

 4年生の桐生はこの種目大会3連覇で最後の日本インカレを締めくくった。従来の記録は伊東浩司が1998年に出した10秒00。

 ▼桐生祥秀の話 大学最後、今季最後の100メートルで出せたのはうれしい。やっと4年間くすぶっていた自己ベストを更新できた。9秒台を出して、やっと世界のスタートラインに立てた。コーチやトレーナーには感謝の気持ちでいっぱい。

 ◆桐生 祥秀(きりゅう・よしひで)小学校時代はサッカーのGK。滋賀・彦根南中で陸上を始め、京都・洛南高2年の12年に100メートルで18歳未満の当時世界最高の10秒19。13年は4月に10秒01。14年は日本選手権初優勝、世界ジュニア選手権3位。15年3月のテキサス・リレーで追い風参考ながら9秒87。400メートルリレーで16年リオデジャネイロ五輪銀メダル、17年世界選手権銅メダル。176センチ、70キロ。21歳。滋賀県出身。

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