17歳・神長圧巻まくり!ショートT女子1500夢舞台へ前進

[ 2017年9月9日 05:30 ]

女子1500メートル決勝、1位の神長
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 スピードスケート・ショートトラックのW杯派遣選手選考競技会第1日が長野県・帝産アイススケートトレーニングセンターで行われ、女子1500メートル1回目で、長野・小海高3年の神長汐音(17)が1位となった。同500メートルは菊池純礼(21=トヨタ自動車)、男子500メートルは坂爪亮介(27=タカショー)、同1500メートルは横山大希(23=トヨタ自動車)がそれぞれトップとなった。今大会は各種目2回実施。前週の全日本距離別選手権も含めた順位ポイントの合計などで派遣選手男女各6人が決まる。

 大外から圧巻のまくりだった。最後方の6番手につけていた神長は残り3周で猛スパート。外側から一気に5人抜くと、そのままトップを守ってゴールした。「前の選手は抜き合って足(の力)を使っていたので、私は足をためていた」。まるでベテラン選手のような落ち着いた仕掛けだった。

 2月のW杯ミンスク大会1000メートルで2位に入った17歳。全日本距離別選手権では500メートルと1000メートルで2位。この日の500メートルでは4位と着実にポイントを積み重ね、W杯、その先の平昌五輪に前進している。「足をすくわれないように、一歩一歩です」。1メートル64、64キロの強じんな体とスタミナを武器とするホープに浮ついたところはない。

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2017年9月9日のニュース