【言葉で振り返る桐生 2013年】高3で10秒01「起き上がった時にゴールが近く感じた」

[ 2017年9月9日 16:28 ]

13年8月、世界選手権の100メートルは10秒31で予選落ちし、肩を落とす桐生
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 陸上日本学生対校選手権の男子100メートルで9秒98をマークし、短距離界の夢を現実に変えた桐生祥秀(21=東洋大)。日本初の9秒台スプリンターの過去の言葉をひもとく。

〜2013年〜

 4月29日 織田記念国際の100メートル予選で10秒01の日本歴代2位の好タイムをマーク。洛南高3年の丸刈りの17歳が、日本初の9秒台に迫った。「起き上がった時にゴールが近く感じた。こんなタイムが出るとは思わなかった。すごく嬉しい」。

 6月8日 日本選手権100メートルで山県に敗れて10秒25で2位だったが、初の世界選手権代表に決まった。「悔しさが一番。このまま世界に出ても通用しない」。

 6月30日 ダイヤモンドリーグ・バーミンガム大会で初の海外レース。10秒55で最下位に終わった。「レース展開が日本と全然、違った。走っていて差を感じた」。

 8月2日 全国高校総体で100メートル、200メートル、400メートルリレーの3冠を達成。真夏の大分で9本走った。「足が爆発しそうでした。(3冠は)いい思い出になった」。

 8月10日 世界選手権の100メートルは10秒31で予選落ち。「前半の加速はうまくいったけど、最後の2〜3メートル、最後の1、2歩で抜かれてしまった」。

 9月8日 20年夏季五輪の開催地が東京に決まったことを受けてコメント。「どうすれば準決勝、決勝に行けるか考えたい。特に決勝に進むことを最大の目標にしたい」。

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2017年9月9日のニュース