高山 こん身一撃4強「腰ちぎれても」強振、執念イーグル奪取

[ 2017年9月9日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ISPSハンダ・マッチプレー選手権第5日 ( 2017年9月8日    千葉県市原市 浜野ゴルフクラブ=7217ヤード、パー72 )

ISPSハンダ・マッチプレー選手権第5日 2番ホール、ティーショットを放つ高山
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 準々決勝が行われた。6年ぶりの優勝を狙う高山忠洋(39=スターツ)は16番のイーグルなどでマイケル・ヘンドリー(37=ニュージーランド)を下し、片山晋呉(44=イーグルポイントGC)らと共に準決勝に進出した。池田勇太(31=フリー)はベスト8で姿を消した。9日は準決勝、5位決定戦が行われる。

 オールスクエアで迎えた16番パー5で高山は「ここで腰がちぎれてもいい」とドライバーを強振。そして残り197ヤードの第2打を5Iで右4メートルに乗せた。イーグルパットを沈めてヘンドリーを振り切り「苦しみながら接戦をものにできました」と4強入りを喜んだ。

 「ちぎれても」にはわけがある。12年連続シードながら優勝は11年のカシオ・ワールドオープンが最後。近年は腰痛との闘いが続いている。病院通いに加えて、ストレッチ、はり治療、アロマセラピー、マッサージと何でも試しているが“特効薬”は見つかっていない。ボールを拾うのもきついラウンドだった中、パットでは集中力を研ぎ澄ました。「ショットに不安がある分、乗せたら全部入れるつもり」で臨んだと振り返った。

 マッチプレーではツアー外のネスレ選手権を含めて4連敗していたが、今大会では1回戦から登場し破竹の5連勝。「残り4人。腰が痛くても食らいついていきます」。ツアー最高額の5000万円までマジック2だ。

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2017年9月9日のニュース