倉本会長 2差4位快調発進、推薦確保へ「上位いかないと」

[ 2017年9月9日 05:30 ]

米シニアゴルフPGAツアーチャンピオンズ JAL選手権第1日 ( 2017年9月8日    葉県成田市 成田ゴルフ倶楽部=7140ヤード、パー72 )

JAL選手権第1日 ティーショットを放つ倉本。4位の好発進
Photo By 提供写真

 日本初開催の米シニアツアーが開幕した。日本ツアーから7人が主催者推薦で出場し、倉本昌弘(61)が5アンダーの67で回り首位に2打差の4位と好スタートを切った。ケビン・サザーランド(53=米国)とグレン・デー(51=米国)が7アンダー、65で首位に並んでいる。米ツアーのお騒がせ男ジョン・デーリー(51=米国)が3アンダー、69で14位につけている。

 米ツアーの往年の名手が初上陸したPGAツアーチャンピオンズ。その記念すべき第1回の初日に“日本代表”として先陣を切ったのが日本プロゴルフ協会会長の倉本だった。

 「日本ツアーから7人も推薦をもらっているわけですから。1人でも2人でも上位にいかないと来年の推薦がなくなってしまいますからね」。序盤で勢いに乗った。3番パー5で、第2打が木に当たる不運もありボギーを叩くが、続く4番パー3で10メートルのバーディーパットを沈め「あれが大きかった」と盛り返す。その後はショットがさえ、12番パー3では5Iでもう少しでエースの10センチにつけバーディー。今季自己ベストの67をマークした。

 「アイアンをずっと試行錯誤していたんですが、工場に行って、自分で研磨をしてきたセットが今週ようやく届いた。凄くいいです」。会長と選手の“二足のわらじ”は今季で4年目を迎える。協会トップとしての業務は増えこそすれ減ってはいないが、それでも「仕事の合間にパットの練習とかをやらせてもらっています。僕の場合は試合が練習なので」と効率重視で結果を出している。

 9日は62回目の誕生日。「そうですね。あしたは誕生日なので、そこそこのスコアで回りたいですね」とインタビューで答えると、中継テレビ局のラウンドリポーターの後輩プロ、手嶋多一から「珍しく謙虚ですね」と突っ込まれ、苦笑いを浮かべていた。

続きを表示

2017年9月9日のニュース