錦織と一問一答「筋肉が切れるまでやろうと…」

[ 2016年7月4日 23:29 ]

男子シングルス4回戦 第2セット途中に体調を確かめる錦織圭

 【錦織と一問一答】

 錦織は伝統のウィンブルドンで2年連続の棄権に無念さをにじませた。

 ――けがの状態は。

 「大会前に痛めた左脇腹が悪化した。徐々に回復してきていたが、3回戦の後、より痛みがひどくなった。試合を続けられる状態でなかった」

 ――試合前に棄権しなかったのはなぜか。

 「1、2回戦から痛みがあったけど、何とか乗り切れた。この試合もその可能性を信じた部分もある。でも痛みの度合いがこれまでと違った」

 ――けがと格闘するシーズンが続いている。

 「体自体は年々強くなっていると思う。でもウィンブルドンで昨年に続いて棄権したのは事実。これを教訓に学ばないといけない。もっと自分が強くなるしかない」

 ――どんな思いで最後まで戦っていたのか。

 「グランドスラムでなかったら1回戦から出なかったと思う。筋肉が切れるまでやろうと思っていた。でもよく考えたら勝てるわけがなかった。全て出し尽くした」

 ――敗北の中に収穫は。

 「テニス自体には満足している。特に2、3回戦はストローク戦で得たものが大きい。芝が好きになってきている」(共同)

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