稀勢の里30歳 中卒の誇り「味のある力士が増えてほしい」

[ 2016年7月4日 05:30 ]

30歳を迎えた稀勢の里

 大相撲名古屋場所(10日初日、愛知県体育館)で綱獲りに挑む大関・稀勢の里が3日、30歳の誕生日を迎えた。愛知県長久手市の田子ノ浦部屋での朝稽古後、自らが賜杯を抱いたイラストが描かれたケーキを報道陣から贈られ「10代の頃よりも元気になっている。体の張りも力も付き、朝の目覚めもいい。気持ち良く四股も踏んでいる」と強調。その上で「この絵のようになれるようにしたい」と優勝を誓った。

 中卒15歳で入門してから人生の半分を角界で過ごした。「叩き上げ代表」としてのプライドも強く「学生出身だとどうしても型にはまってしまう。中卒の味のある力士が増えてほしい。そういう力士が増えればお客さんが喜ぶ相撲も増える」と持論を展開した。気になる嫁取りについては「まだまだ。今が充実しているから」と相撲一筋を強調していた。

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2016年7月4日のニュース