イエーガーが2冠 米国競泳陣個人男女26種目の五輪代表決まる

[ 2016年7月4日 17:21 ]

リオ五輪の競泳米国代表チーム

 競泳の米国五輪代表選考会は3日にネブラスカ州オマハで最終日の競技を行い、男子1500メートル自由形決勝ではコナー・イエーガー(25)が14分47秒61で優勝。400メートルと併せて自由形の二冠を達成した。女子50メートル自由形決勝では、すでに100メートルを制しているアビー・ワイツェル(19)が24秒28で1位。これで米国競泳陣の個人男女26種目の代表が決まった。

 4月に行われた日本選手権の優勝タイムと比較すると、日本は男子が4種目、女子は2種目で米国のタイムを上回った。男子では萩野公介(21)が200メートル自由形、200メートル個人メドレー、400メートル個人メドレーの3種目で全米選手権で優勝できるタイムをマーク。200メートルバタフライの瀬戸大也(22)もマイケル・フェルプス(31)の優勝タイムよりも0秒70速かった。

 フェルプスは200メートル個人メドレーでも萩野がマークした1分55秒07の日本新記録(今季世界ランク1位)より0秒84遅く、リオデジャネイロ五輪では日本勢が目の前に立ちはだかりそうだ。

 女子で米国の優勝タイムを上回ったのは、200メートルバタフライの星奈津美(25)と200メートル平泳ぎの金藤理絵(27)の2人。金藤は米国選考会を制したリリー・キング(19)よりも4秒43速い日本新記録の2分19秒65をマークして今季の世界ランクは1位。世界2位のユリア・エフィモワ(24)にも1秒76の差をつけており、リオデジャネイロ五輪での活躍が期待されるところだ。

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