どのチームで?ジノビリ 今季も現役を続行

[ 2016年7月4日 14:19 ]

現役続行を表明したジノビリ

 NBAスパーズのシューティング・ガード、マヌー・ジノビリ(38)は3日、自身のブログで今季も現役を続行すると発表。ただしすでにスパーズとの今季のオプション契約は破棄しているので、NBA15シーズン目をどのチームでプレーするのかは確定していない。

 今月28日に39歳となるジノビリはファイナル制覇に4度貢献。04年アテネ五輪ではアルゼンチン代表を優勝に導き、08年北京五輪でも銅メダルを獲得。リオデジャネイロ五輪にも再び代表として出場することになっている。昨季は58試合の出場で9・6得点に終わったが、それでも3点シュートの成功率は39・1%を記録していた。なおチームメートのティム・ダンカン(40)は自身の去就をまだ発表していない。

 一方、昨季のアシスト部門で1位(11・7)となったキングスのポイントガード、ライジョン・ロンド(30)はブルズと2年3000万ドル(約30億9000万円)で契約に合意。ブルズは主戦ガードのデリック・ローズ(27)をニックスに放出したが、来季はセルティクス時代を含めて4度アシスト王となったロンドがバックコート陣の中心になりそうだ。

 昨季に3度目のシックスマン賞を受賞したクリッパーズのジャマール・クロフォード(36)は3年4200万ドル(約43億2000万円)で再契約に合意。マーベリクスのポイントガード、デロン・ウィリアムス(32)も1年1000万ドル(約10億3000万円)で同チームに残留した。

 ネッツはヒートの控えガードで制限付FAとなっていたポイントガードのタイラー・ジョンソン(24)に対して4年5000万ドル(約51億5000万円)をオファー。3日以内にヒートが同額を提示すれば残留となるが、同選手はフレズノ州立大からドラフト外で入団して過去2シーズンで平均7・4得点という成績しか残していない。ここ2年の年俸はわずか50万ドル(約5200万円)だが、ネッツのオファーした契約では最初の2年が600万ドル(約6億2000万円)、残りの2年が1900万ドル(約19億6000万円)という破格の条件になっている。

 NBAには来年に25億ドル(約2575億円)におよぶ新たな放送権料が入るため、各球団とも収入増を見越して今オフは高額契約が続出。ネッツのジョンソンに対するオファーはその“バブル”を象徴する出来事となった。

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2016年7月4日のニュース