エディー、HC就任遅れに苦言「W杯への準備が遅れてしまった」

[ 2016年7月1日 11:42 ]

取材に応じるエディー・ジョーンズ前日本代表HC

 ラグビー前日本代表ヘッドコーチ(HC)で現イングランド代表監督のエディー・ジョーンズ氏が1日、東京・秩父宮ラグビー場で行われたスーパーラグビー(SR)・サンウルブズの試合前日練習を訪問した。サンウルブズの今季ホーム最終戦となる2日のワラタス(オーストラリア)戦を中継するJ SPORTSの企画によるもので、練習を見学しながらマーク・ハメットHCにチーム状況を聞いた。

 ジョーンズ氏は参戦初年度のサンウルブズについて「素晴らしい成果を挙げている。ハメットHCも選手もよくやっている」と評価。一方でスコットランドに連敗した日本代表については「2戦目(25日、●16―21)は勝つべきだった。スコットランドの戦いぶりを見ても負ける試合ではなかった」としながらも「選手が(昨秋のW杯から)半分ぐらい入れ替わる難しい状況で相手を苦しめた。若い選手がテストマッチに慣れるのには時間がかかる。これからの12カ月は難しい時期となるが、新しい選手が自分たちのスタイルを見つけて正しくやっていくことが大事だ」と話した。新HCに決まっているジェイミー・ジョセフ氏の就任が遅れ、ハメットHCがHC代行として日本代表を率いたことには「19年W杯へ向けた準備が遅れてしまった。もう一度チームを立て直す必要がある」と苦言を呈した。

 選手では「SRを通じてインターナショナルレベルの選手に成長している」CTB立川(クボタ)と、「スコットランド戦でも安定していたし、10番でのプレーを楽しんでいる」というSO田村(NEC)を評価。注目する新戦力としてはSH茂野(同)を「試合の流れをつかむ部分で改善が必要だがポテンシャルはある」、フランカー金正奎(NTTコム)を「体をもう少し大きくする必要があるが現時点では申し分ない」と評価した。

 イングランド代表指揮官としては欧州6カ国対抗で全勝優勝し、今月には母国オーストラリアへ遠征して同国代表に3連勝して世界ランキングを2位へ引き揚げたジョーンズ氏。同国代表を数多く擁する強豪ワラタスとサンウルブズの展望を問われ、「サンウルブズはテンポを上げた試合がしたい。暑いのでワラタスも苦しむだろうし、チャンスは十分にある。できるだけボールをキープして、ラインアウトも速いタップで、キックをあまり使わずにワラタスをイライラさせることが必要だ」と話した。

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