かど番・照ノ富士 苦悶調整…両膝、右肘にも痛み

[ 2016年7月1日 05:30 ]

 大相撲名古屋場所(10日初日、愛知県体育館)で2度目のかど番を迎える大関・照ノ富士は、不安を抱えたままの調整が続いている。

 30日は名古屋市瑞穂区の伊勢ケ浜部屋で三段目力士と9番取った後、幕内・宝富士、十両・誉富士と16番で11勝5敗。宝富士の寄りをこらえた際に「ちょっと痛くなった」と苦悶(くもん)の表情で左膝のサポーターをつけ直す場面もあった。両膝などの痛みに耐えて皆勤した夏場所は、大関ワーストの2勝13敗。「ちょっとずつ良くなっている」と言うものの、前日には38度の発熱で右肘にも痛みが出るなど本調子には程遠い。新大関で迎えた昨年の名古屋場所は横綱に最も近い存在だったが、丸1年で大関の座も危なくなっている。「倍返しだ」と雪辱を期したが、不安要素はあまりにも多い。

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2016年7月1日のニュース