錦織 逆転で2回戦突破「2日休めたことはラッキーだった」

[ 2016年7月1日 00:31 ]

ベネトーを下して3回戦進出を決めた錦織(AP)

ウィンブルドン選手権男子シングルス2回戦 錦織圭4―6、6―4、6―4、6―2ジュリアン・ベネトー

(6月30日 オールイングランド・クラブ)
 度重なるけがの影響で現在は世界ランキング547位まで落としているものの、自己最高25位の実力者、ジュリアン・ベネトー(34=フランス)に第1セットを先取されるなど苦戦を強いられながらも逆転勝ちで2年ぶりの2回戦突破。錦織圭(26=日清食品)は安堵の表情で試合を振り返った。

 「後半はいいプレーが出来ていた。ファーストセットは彼(ベネトー)のプレーがよくてワンチャンスで取られてしまったけど、勝ててよかった。彼の方が攻めていたので、そうさせないように深いボールとか、アングルだったり、自分のテンポを上げていった」

 4大大会で唯一8強入りがない“鬼門”のウィンブルドン。「最低でも8強」を目標に掲げる錦織だが、左脇腹に故障の抱えての戦い。「(左脇腹は)そんなに悪くはないが、痛みはある」という状況で、前日に予定されていた試合がこの日に延期。「2日休めたことはラッキーだった。回復のため、やれることはすべてやっている」という。

 3回戦は全仏オープンでは勝利している世界42位のアンドレイ・クズネツォフ(25=ロシア)との対戦。「基本、フォアもバックもフラットで芝(のコート)に強い選手だけど、頑張りたい」と次戦に気持ちを切り替えていた。

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