NEW勇太、脱3タックで3位発進!若大将がスタイリッシュに変身

[ 2016年4月15日 05:30 ]

今季は細身のパンツで臨んでいる池田

男子ゴルフツアー 東建ホームメイト・カップ第1日

(4月14日 三重県桑名市 東建多度カントリークラブ・名古屋=7081ヤード、パー71)
 いよいよ国内男子ツアーが開幕した。初日は前選手会長の池田勇太(30=日清食品)が、5バーディー、ノーボギーの66をマーク。今季からウエアの契約が変わり、スタイリッシュなファッションに身を包む新生・池田が首位と1打差3位の好スタートを切った。重永亜斗夢(27=ホームテック)、永野竜太郎(27=フリー)がそろって65を出し、首位発進した。

 いつもの角刈りではなく、3タックのパンツもはいていない。昭和の薫りが漂うのは首元からのぞかせる金のネックレスと、ガニ股歩きぐらい。若大将からスタイリッシュな男へと変貌を遂げた池田が、ゴルフでも主役に躍り出た。「いい部分と悪い部分がはっきりしてるけど、グリーンの中に収まっているし、パットは悪くない」

 ファッションに合わせ?べらんめえ口調もやや抑え気味に振り返った通りだった。インから出て12番で3メートルを入れバーディーを奪うと、16番は6メートル、17番は2・5メートルを入れて連続バーディー。ショットも安定し、後半は2つ伸ばし、ボギーなしで66をマークした。

 3年間務めた選手会長職を離れ、三十路で迎えた今季。「足元から頭の先までリニューアル」した。筋トレにも取り組み、行きつけの理髪店ではやりの2ブロックにすると、極め付きは装いだ。紫や黒の3タックパンツをこよなく愛する男が新たに契約を結んだのは、紺や白の爽やかでタイトなおしゃれウエア「マスターバニーエディション」だった。「俺が選ぶと前みたいになっちゃうから」と毎日のコーディネートはメーカーの指定通り。細身のパンツに不慣れな分、これまでに2度破れて下着が丸見えになるハプニングも経験した。「(私服での)ダボダボの(ダブルの)スーツはやめるように言われている」とちょっぴりこぼすも、「変化は楽しい。弟をつくり出しているみたい」と前向きだ。

 用具契約はフリーとなり、キャディーバッグの中には3社のクラブが入り交じる。不安がありながらも、しっかり結果を出すのは昭和男ならでは。「このスコアを生かすも殺すもあと3日。開幕戦から優勝できるよう頑張りたい」。勇太がファッションもゴルフも魅せ続ける。

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