北島 初五輪に「すごく楽しみ」練習を公開、独自調整貫く

[ 2016年4月15日 18:26 ]

練習を公開したリオデジャネイロ五輪の陸上男子マラソン代表の北島寿典

 リオデジャネイロ五輪の陸上男子マラソン代表、北島寿典(安川電機)が15日、北九州市内で練習を公開し、31歳で迎える初の五輪に向け「日本代表の経験が一度もないので、正直すごく楽しみな気持ちが大きい。できる限りの準備をして、メダルを狙って走りたい」と笑顔で抱負を語った。

 北島は30歳でマラソンデビューした遅咲きながら、初挑戦以来3戦2勝。代表入りを決めた3月のびわ湖毎日も日本人トップの2位となり「勝負強さが強み」と言う。2012年ロンドン五輪で所属先の先輩の中本健太郎が6位入賞しており「6位以下なら負けかなと思っている」と対抗心を燃やした。

 15日は約30分間、トラックを黙々と走った。今後も基本的に北九州で練習を積む予定で「緩い感じで構えている方が結果を出せる気がする」と詳細な計画は立てず、独自の調整を貫く方針。「いつものマラソンに臨む気持ちを忘れないようにしたい」と自然体で本番に挑むことを強調した。

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2016年4月15日のニュース