５区区間賞キトニー「ＷＨＹ？」日大８区で失速、シード復帰ならず

１１位に終わった日大

第９２回東京箱根間往復大学駅伝復路

（1月3日 箱根・芦ノ湖～東京・大手町５区間１０９・６キロ）
　６位で出た日大は７区まで順位を維持しながら８区で後退した。序盤は余力を残していたという岡野佑輝（２年）が１０キロすぎに失速して１１位まで落とした。

　９区につないだ時点でシード獲得ラインとは２３秒の開きだったが、盛り返せず２大会ぶりのシード復帰を逃した。岡野は「粘り切れずズルズルいって迷惑を掛けた。大きな大会でメンタルの弱さを痛感した」とため息をついた。

　５区でチーム唯一の区間賞を獲得し、１５位から６位に押し上げたダニエル・ムイバ・キトニー（４年）は急降下に「ＷＨＹ？」と両手を広げて首をひねり、ブレーキした理由を聞かれると「私、日本人じゃない分からない。シード駄目。気持ち悪い。１００％残念」とガックリ。エースを失う来季に向けて、武者由幸コーチは「もう少し泥くさくやらないといけない」と話した。