駒大3位 昨年大失速の馬場、山上り回避も名誉挽回の8区2位

[ 2016年1月4日 05:30 ]

駒大10区・中村は天を仰いで悔しがる

第92回東京箱根間往復大学駅伝復路

(1月3日 箱根・芦ノ湖~東京・大手町5区間109・6キロ)
 1年前の涙が笑顔に変わった。駒大の8区を走った馬場(4年)は「個人的には後悔なく箱根駅伝を終えられて良かった」と胸をなで下ろした。昨年は首位でたすきを受けた5区山上りで低体温症を発症し、区間17位の大ブレーキ。チームも往路4位に沈み、総合は2位。今回は12月に再び山上りの試走を行ったが“トラウマ”から抜け出せず、自ら8区を選択した。「つらい決断だった」。それでも区間2位と好走し「山あり谷ありだったけど、いろいろなことを教えてくれた」という箱根に別れを告げた。

 チームは総合3位。“育成の年”としていた大八木監督は「それでもレース前は勝てるかと思っていた。選手層の厚さで差が出てしまった」とサバサバした表情。結果を求められる次回に向け「2年生の工藤(2区4位)や中谷(3区2位)、大塚(5区4位)という3年生のエース級は十分戦える。あとは底力を上げていけば」と話し、来年の9年ぶりの奪冠を誓っていた。

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2016年1月4日のニュース