カウボーイズ守備選手 2億円超のボーナス辞退「正しい選択」

[ 2016年1月4日 10:36 ]

シーズン最終戦で活躍を見せるカウボーイズの選手 (AP)

 NFLは3日に各地で最終週の試合が行われ、カウボーイズはホームでレッドスキンズに23―34で敗戦。この試合にLBショーン・リー(29)が出場せず、200万ドル(約2億4000万円)のボーナスを手にしなかったことが米国のメディアで話題になっている。

 リーはカウボーイズと6年契約を結んでおり、今季はその2年目。契約では今季の守備プレーに80パーセント出場すれば、基本給250万ドル(約3億円)に先述のボーナスが加算され、450万ドル(約5億4100万円)を手にできることになっている。同選手はこの試合まで82・1パーセントのプレーに参加。欠場すれば、77パーセントでボーナスは消える。

 ハムストリング(太腿裏側)を痛めており、出場の確率が50パーセントとされる「クエスチョナブル」リストに入っていたが、フィールドに立てば自動的に200万ドルが懐に入る状況。難しい判断を強いられたが、「チームに貢献できるだけのプレーができない」と年俸250万ドルを選択。「こんな状態でプレーするのはチームメートやコーチに対して失礼。これが正しいんだよ」とリー。昨季は前十字じん帯断裂でシーズンを全休。この実直な決断は、復帰を我慢強く待ってくれたチームへの感謝の表れなのかもしれない。

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2016年1月4日のニュース