パナソニック土壇場再逆転V 第4Qスペシャルプレーで劇的TD

[ 2016年1月4日 05:30 ]

<立命大・パナソニック>第4Q、パナソニックの小山泰史(中央)は独走の逆転タッチダウンを決める

アメリカンフットボール日本選手権「第69回ライスボウル」 パナソニック22―19立命大

(1月3日 東京ドーム)
 社会人代表のパナソニックが学生代表の立命大に22―19で勝ち、8年ぶり4度目の優勝を果たした。パナソニックは立命大に第4Qで逆転を許したが、終盤の土壇場にスペシャルプレーからWR小山泰史のTDで再逆転した。立命大は惜しくも7年ぶりの日本一を逃した。社会人が7連勝で、対戦成績は21勝12敗。最優秀選手にはパナソニックの横田惇が選ばれた。

 絶体絶命の危機から、パナソニックのQB高田が劇的な逆転TDを演出した。「凄く厳しい状況だったが、経験があったので勝てた」。第4Q残り4分19秒でTDを奪われ、15―19と初めて立命大にリードを許した。だがここから34歳のベテランQBが本領を発揮した。自らの反則で招いた第4ダウン残り約20ヤードの土壇場で、米ボイジー州立大のプレーを参考に練り上げたスペシャルプレー「ボイジー」を選択。左サイドから切れ込んだWR本多に的確にパスを決めると、逆サイドから走り込んだWR小山がラテラルパスを受け、一気にエンドゾーンへ。残り1分31秒でのミラクル逆転劇をやってのけた。

 荒木監督は「よくやってくれた。選手さまさま」と手放しの喜びよう。高田も「(理想のQBに)ちょっとは近づけたかな」と納得の様子だった。

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2016年1月4日のニュース