真央GPファイナル初の最下位「やらなきゃというのが強すぎるのかも」

[ 2015年12月13日 05:02 ]

情感たっぷりに蝶々夫人を演じる浅田真央

フィギュアスケートGPファイナル

(12月12日 スペイン・バルセロナ)
 SP3位の浅田真央(25=中京大)はジャンプの失敗が響きフリーで大失速。過去6度出場したGPファイナルは優勝4度、2位2度と圧倒的な強さを誇っていたが、まさかの最下位に沈んだ。

 冒頭のトリプルアクセルは着氷時に手をついた上、回転不足と判定され出来栄え評価(GOE)でマイナス2・71点と大きく点数を引かれた。ショートプログラムで失敗するなど課題としていた3回転ルッツは成功させたものの、ジャンプが全体的に低調で点数を稼ぐことができなかった。

 浅田は「自分の目指している演技とはまったく違ったので、まあ、ちょっと残念ですね」と語り「やらなきゃ、やらなきゃというのが強すぎるのかもしれない」と言葉をかみしめた。

 05―06シーズンに15歳でGPファイナルに初出場し優勝を飾ると、その後3度の優勝と2度の2位で表彰台から外れることはなかった。今回SPは3位。逆転で頂点に立てば男女通じて単独最多となる5度目の栄冠となるところだったが、フリーで大きく失速し初の最下位となった。

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