日本、アジアのライバル豪州撃破!高さ攻略し1敗キープ

[ 2015年9月10日 21:34 ]

第1セット、石川がスパイクを決める

 リオデジャネイロ五輪出場権を懸けたバレーボールのワールドカップ(W杯)男子大会は10日、広島県立総合体育館などで第3日が行われ、2008年北京以来の五輪出場を目指す、世界ランキング20位の日本は同13位のオーストラリアと対戦。25-17、25-21、25-27、25-18で勝ち、通算2勝1敗と白星を先行させた。

 平均身長で10センチ上回るなど高さで勝る相手に対し日本は第1セット、サイドアウトを繰り返しながらエース清水、「NEXT4」の柳田のスパイクなどでリズムに乗り、終盤に5連続ポイントを挙げて25-17で先取。第2セットも一進一退の攻防から、アジア最長身の相手エース・エドガーの攻撃をことごとく封じてベンチに退けさせると、終盤に3連続ポイント。最後は石川のスパイクで締めて20-21で連取した。

 柳田の連続サービスポイントで序盤の主導権を握った第3セットは、サーブで崩して得点を重ねながら24-21とマッチポイント。しかし、そこから相手の猛攻を止められず25-27でひっくり返された。

 第4セットは序盤から山内、石川、柳田の「NEXT4」が躍動。柳田、石川のスパイク、山内のサービスエースでリードを広げると、ベテラン鈴木も負けじとブロック、強打を披露して流れを渡さない。その後も競り合いながら清水、石川の連続ポイントで振り切り25-18で勝ち切った。 

 日本は次戦12日に、同14位のカナダと対戦する。

 このほか、上位の米国、イタリア、ポーランドが勝利し、無敗を守った。

 ▽リオデジャネイロ五輪への道 女子と同様出場枠は12で、開催国のブラジルは決定している。W杯上位2チームが出場権を獲得。アジア、アフリカ、欧州、南米、北中米の各大陸予選の優勝国、16年5月の世界最終予選(東京体育館)で4カ国が決まる。アジア大陸予選は世界最終予選と兼ねて開催される。

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